カタログの読み方
お茶は色や品種ではなく、製法で分類されます。茶樹(Camellia sinensis)という一つの種からすべての「真の茶」が生まれ、異なるのは葉が酸化する速さと乾燥の方法です。だからこそ安吉白茶は緑茶に分類され、同じ烏龍茶でありながら大紅袍と鉄観音の味わいはまったく異なり、生茶と熟茶のプーアルは大きく分かれます。各品目ページには共通のシートを載せています。カッピングの5項目、抽出条件、産地と収穫時期、そして出荷できるフォーマットです。
7つのカテゴリー
| カテゴリー | 製法がもたらすもの | 品目数 |
|---|---|---|
| 緑茶 | 摘採後すぐに火入れ(釜炒りまたは蒸し)し、葉を緑のまま止める | 10品目、龍井から抹茶パウダーまで |
| 烏龍茶 | 部分発酵させ、丸めたり塊に整形したり、焙煎することも多い | 5品目、鉄観音から鳳凰単叢まで |
| 紅茶 | 完全発酵で力強い味わいと赤い水色に | 8品目、ミルクティー向けCTCと原産地輸入品を含む |
| 白茶 | 萎凋と乾燥のみ。手を加える工程が最小限 | 4品目、白毫銀針から寿眉まで |
| プーアル茶 | 天日乾燥の毛茶を成型し、熟成または渥堆発酵 | 3品目、生餅・熟餅・陳皮 |
| ハーブと麦 | 茶樹以外の原料。ブレンドしない限りカフェインなし | 5ブレンド、ペパーミントと麦茶を含む |
| 付帯品と包装 | ギフトボックス、茶器セット、ピラミッドバッグ(充填・空袋) | 4プログラム |
名前ではなくカップで選ぶ
「烏龍茶」と一言で頼んでも、必要なお茶は正反対になりえます。タピオカミルクティーブランドは乳と氷を突き抜ける渋みの骨格を求め、茶館は6泡目まで香りが保たれる高香の単叢を求めます。だからこそ当デスクはすべてのプログラムをカッププロファイル(濃度、香りのタイプ、苦味の許容度、水色)から始め、そのうえで品目と等級を選びます。以下のカテゴリーページで選択肢を整理でき、見積りフォームがそのプロファイルをサンプルに変えます。
フォーマットが変えるもの
同じお茶でも、リーフ、ピラミッドバッグ、成型餅、パウダーとかたちを変えて出荷できます。フォーマットが決めるのは包装だけではありません。成立する等級、最小ロット、賞味期間、ラベル表示まで変わります。ピラミッドバッグには早く出る断砕系の等級が合い、成型餅には熟成で深みを増す原料が合い、抹茶には覆下栽培の碾茶を規格どおりに挽いたものが合います。当デスクは各フォーマットを独立したプログラムとして見積もります。包装オプションをご覧ください。
価格、最小ロット、オファーの仕組み
当サイトではどこにも価格を掲載していません。隠しているのではなく、茶の価格は収穫の出来で動き、掲載した数字は数週間で古くなるからです。オファーは現在のロットに対してプロジェクトごとに書面で出します。最小ロットも同じ論理です。各品目に標準的な参考レンジ(例として、バラリーフは1品目50〜100kgから)を置き、拘束力を持つのは書面オファーに記載した数字です。実務の道筋は短くできます。ここで候補を選び、ご要望を送り、サンプルと書面オファーを受け取り、パンフレットではなくカップで決める。それだけです。
カタログの維持管理
39品目は博物館の収蔵品ではありません。当デスクは、プロジェクトが実際に再注文する品目を基準に、入れ替えと追加を行っています。品目が席を保つのは再注文の実績です(年に一度しか動かないカテゴリーについては、そのページに正直にその旨を記します)。候補品目は常設枠を得る前に、一季分のサンプル審査を通らなければなりません。この運用が守るのは「知らないうちの中身交代」です。ロットが尽きたとき、外観の似た茶へ差し替える仕入れ先は実際に存在します。ここでは代替にゴールデンサンプルに対する書面承認を要し、承認のない差し替えは納品ではなくクレーム事案として扱います。お読みのこのカタログページはサイトとともに再生成されるため、表示は常に常設リスト(品目をまとめる7つのカテゴリーハブを含む)を反映しています。
季節性について
緑茶は春の出来事です。明前龍井は4月上旬前に摘まれ、良いロットは数週間で売り切れます。白茶も春が中心です。烏龍茶には春と秋のシーズンがあり、岩茶は夏の焙煎を経て市場に出ます。プーアル茶とハーブ系は通年です。発売時期が固定されているなら、当デスクはその時期から収穫カレンダーを逆算します。仕入れカレンダーの考え方は最小ロットとリードタイムで説明しています。
全品目に付くもの
- カッピングシート:基準サンプルとの比較で、乾茶・水色・香り・味・葉底。
- 抽出条件:茶葉量、湯温、時間、想定抽出回数。
- ロット記録:産地、収穫時期、製造メモ、包装日。
- ロットごとの第三者機関検査成績書(お客様名義で発行)。
- 最小ロットのレンジ付き包装オプション(プロジェクトごとに書面で確定)。
上のカテゴリーからご覧いただくか、必要なプロファイルが決まっていればデスクへお送りください。あとはサンプルに決めさせましょう。






































